ポッドキャストのリサーチが一直線に進むことは、まずありません。あるゲームデザイナーから始まって、古い雑誌のインタビューを見つけ、忘れられたプロジェクトを掘り当て、3時間後には任天堂についての異様に細かい事実を握りしめて戻ってくる。これは失敗ではありません。これこそが探検です。
やっかいなのは、いちばん面白いところの真っ最中に、ページをいちいち整理しなければならないことです。
2024年6月、EleanorはポッドキャスターのMax Robertsに、The Max Frequency PodcastとChapter Selectの準備でHorse Browserをどう使っているのかを聞きました。Maxは、あれこれ形を変えながら16年間ポッドキャストを作り続けてきた人です。沼の歩き方なら、よく知っていました。
録音ボタンを押し続けて16年
Maxがポッドキャストを始めたのは、Super Smash Bros. Brawlを扱った番組Show Me Your Newsのようなものを作りたかったからです。2021年、大きな企業で記事を書いたりポッドキャストを作ったりしたあと、彼は自分のサイトに戻り、自分のやり方で2つの番組を始めました。
The Max Frequency Podcastでは、毎回新しいゲストを迎えて、ゲーム、テクノロジー、ポッドキャスト、そしてそのとき十分な引力を帯びた、ちょっと変わった疑問について語り合います。Logan Mooreと作るChapter Selectは、一度にひとつのシリーズを取り上げ、作品から作品へと行き来しながら、そのシリーズがどう進化してきたかを探ります。Paper Mario、Resident Evil、Pokémonも、みんなこの装置にかけられてきました。

ひとつの疑問から、沼の奥へ
Eleanor:いつものリサーチは、どんなふうに進みますか?
番組のリサーチでHorseを使うときは、たいていどこか特定の場所へ行くか、特定のもの、たとえばある人の作品歴を探すところから始まります。そうすると、気がつけば例の「トレイル」をずっと下って細かい話の奥深くに入り込んでいて、その人が手がけていたとは知らなかったプロジェクトを掘っていたり、あるゲームの開発についてクールな洞察が読める古い雑誌のインタビューを見つけていたりするんです。いらないページを少し片付けると、自分がどうやってここまでたどり着いたのか、その明確な系譜が残っています。
この「明確な系譜」こそ、トレイルが残してくれるものです。リンクをクリックすると、新しいページはそれを開いたページから枝分かれします。さらにリンクをたどれば、枝が伸びていきます。Maxが素材を追いかけているあいだ、道のりはブラウザが描いてくれるので、発見の途中で手を止めて、ずらりと並んだタブを一枚ずつ剥製にするような事務作業をする必要はありません。
整理は、ひとりでに進む
Eleanor:Horseを使い始めてから、作業の進め方はどう変わりましたか?
タブグループや、タブでぎゅうぎゅうのウィンドウを手作業で整理しようとしていたのが、「どうやってここまで来たんだっけ?」という、あの流れに変わりました。今は左を見るだけで、その答えがすぐに、はっきりわかります。リサーチしている最中にリサーチを整理するという、頭の負担がなくなったんです。
タブは、ただ散らかっていただけではありません。タブを役立つものにしていたつながりを、失っていたのです。あるインタビューから別のプロジェクトにたどり着いたことをMaxは知っていましたが、ブラウザはどちらも同じ長方形として並べ、そのつながりはご自分で組み立て直してくださいと、礼儀正しく促してきました。
トレイルは、そのつながりを目に見えるようにします。何が大事で何を消していいかを決めるのは、今もMaxです。系譜を運ぶのはHorse。人間:物語。コンピュータ:系譜。ついに、それぞれの種が正しい部署に配属されたのです!
小さな発想の転換が、大きな違いを生む
Eleanor:Horseでいちばん好きなところは?
いちばん好きな機能は、トレイルという革新です。ぱっと見では、フォルダやグループを別の名前で呼んでいるだけだと思うかもしれません。でも使ってみると、アプローチをほんの少し変えるだけで、天と地ほどの違いが生まれるんだとわかります。
その違いとは、自動で枝分かれすることです。フォルダは、何をどこに入れるかをあなたが決めるのを待っています。トレイルは、それがどこから来たのかを記録します。整理は、その仕事にそれだけの価値があれば、あとからすればいい。それまでは、ブラウジングという行為そのものが、戻ってくるのに十分な構造を生み出してくれます。
インタビューの時点で、Maxはトレイルの上にもっと良い階層がほしいこと、そしてすでに使っていた1Passwordの保管庫に対応してほしいことも望んでいました。どちらの要望も、同じことを物語っています。ソフトウェアは、その人がすでに送っている仕事の日々に加わるべきもので、入場料がわりにその日々を作り直せと要求するべきではない、ということです。
それから、Horseも前に進みました。今ではトレイルの上にフォルダを置けますし、Horseのローカルなパスワードマネージャー「Saddlepack」に加えて、動作確認済みの1PasswordとBitwardenの拡張機能も使えます。Maxがこうしたものを求めたのは、ブラウザはすでに進行中の生活に合わせるべきものだからです。今のHorseなら、作り直しを求めることなく、その生活のもっと多くの部分にフィットできます。
工房のほかの道具たち
Horseは、Maxの制作環境のひとつにすぎません。書いて公開するのはObsidian、録音はAudio Hijack、編集はLogic、文字起こしはMacWhisper、フィードのチェックはNetNewsWire、画像の準備はPixelmator Pro。最新の一覧は、彼が更新し続けているコロフォン(使用ツール一覧)に載っています。
Horseがポッドキャストを作るわけでも、インタビューをするわけでも、よくできた宮本茂の偽名言を見破るわけでもありません。Horseがするのは、資料をたどった道のりを見えるようにしておくこと。だからMaxは、リサーチの時間をもっと、Maxにしかできない部分に使えるのです。
これからも番組を作り続けて、心に響く物語を届けたいと思っています。番組は、僕がわくわくする疑問を探って、その答えを見つけるための道になってくれるんです。
それこそが目的地です。疑問のための余地はもっと広く、そこへの道を作り直す手間はもっと少なく。ポッドキャストを作り始めて16年、Maxにはまだ問うべきことが尽きていません。ブラウザはその探究心を後押しするべきで、それが沼に迷い込むたびに書類整理の手数料を取り立てるべきではありません。
トレイルのしくみを見たり、Max Frequencyを訪ねたり、Beth McClellandの「静かなインターネット」の話を読んだりしてみてください。
それでは、またトレイルでお会いしましょう。
Pascal & Eleanor