Sidekickはサービスを終了しました。以前のWebサイトは現在PerplexityのCometへ転送されており、Sidekickの企業ページには、Perplexityに買収されたと記載されています。sidekick
Sidekickはいくつもの役割をこなしていたので、そっくりそのまま置き換えられるブラウザはありません。アプリのサイドバーや、複数のアカウントにログインしたままでいられることが恋しいなら、まずはWaveboxから。Sessionsや徹底したカスタマイズが恋しいなら、Vivaldiを試してください。Sidekickが加わった会社のAIブラウザを使いたいなら、Cometを見てみましょう。
普通のブラウザではやりかけの仕事に戻りにくいからSidekickを選んだのなら、Horseは別のやり方をとります。インターネットの面白いところをブロックしたりはしません。作業の道筋を画面に残しておくので、邪魔が入っても、すべてを記憶から組み立て直さずに済みます。
Sidekick Browserの代替ブラウザ早見表
| ブラウザ | これが恋しいならここから | 代わりにできること | 乗り換える前に確認したいこと |
|---|---|---|---|
| Wavebox | Sidekickのアプリサイドバーと複数アカウント | Webアプリをサイドバーにまとめ、SpacesでアカウントごとのCookieを分ける | 整理の考え方は、やはりアプリとタブが中心 |
| Vivaldi | Sessions、ワークスペース、そして何もかも思いどおりにできること | Workspaces、Tab Stacks、Saved Sessions、分割表示を組み合わせる | 自由度が高いぶん、設定に手間がかかる |
| Comet | Sidekickの旧Webサイトの転送先になっているブラウザ | Perplexityのアシスタント、検索、自動化をブラウザに組み込む | 中心にあるのはAIで、Sidekickの旧インターフェースではない |
| Horse | 迷わずにやりかけの仕事へ戻れること | タブをトレイルに置き換え、どのページからどのページへ進んだかをすべて残す | アプリドックでも、気が散るものをブロックするツールでもない |
誰が話しているのかをはっきりさせておくと、Horseを作っているのは私たちです。このページには、有料の掲載もアフィリエイトリンクも一切ありません。
Wavebox
Gmail、Slack、Notion、そしていくつもの仕事の顔が、Sidekickの中で同居していたなら、まずはWaveboxから始めてください。
WaveboxはWebアプリをサイドバーに置き、複数のアカウントにログインしたままにして、SpacesでそれぞれのCookieを分けます。Groupsはアプリとタブをひとまとめにし、画面分割とChrome拡張機能にも対応しているので、Sidekickが担っていた仕事用ブラウザの役割に、実用面でかなり近い選択肢です。wavebox
だからこそ、Sidekickのアプリ中心の操作を求めるなら、最初に試す価値がいちばん高いのはWaveboxです。一日の整理は、やはりアプリ、アカウント、グループ、タブが軸になります。それこそが好きだった形なら、これはおすすめの顔をした妥協ではありません。ここから始めてください。
Vivaldi
Vivaldiは、SidekickのSessionsで作業をいったん脇に置いていて、ブラウザのほかの部分にも自分の言うことを聞いてほしかった人に向いています。
Workspacesでタブのグループを分けられます。Tab Stacksでもう一段階まとめられ、Saved Sessionsは選んだタブのセットをあとで開き直せて、Tab Tilingは複数のページを画面に並べて表示します。サイドバーには、開いているタブをツリー形式で表示することもできます。vivaldi
Vivaldiには、Sidekickよりもたくさんのブラウザの整え方があります。その自由の代償は、設定画面で過ごす午後ひとつぶん。これを警告と受け取る人もいれば、とびきり最高の土曜日だと思う人もいるでしょう。
Comet
Sidekickのサイトは今ではCometにつながっていますが、CometはSidekickを塗り直しただけのものではありません。
Cometは、Perplexityのアシスタントを中心に作られたChromiumベースのブラウザです。ページの要約、開いている複数のタブにまたがる作業、閲覧アクティビティの検索、Chrome拡張機能の利用、そしてユーザーの監督のもとでのWebサイト上の操作ができます。comet
Sidekickが加わった会社の次のブラウザを使ってみたくて、AIによる作業にこそ興味があるなら、Cometを選びましょう。ただし、Sidekickの旧アプリサイドバーやSessionsが名前を変えて復活することを期待して選ぶのはやめておきましょう。
Horse
Sidekickは、誘惑を取り除くことで注意力を守ろうとしました。Focus Mode、気が散るものの遮断、通知のミュート、タスク管理、ポモドーロタイマーといった機能です。sidekick-focusひとつの作業から離れないことが課題なら、こうした機能は助けになります。
Horseは、それとは別の瞬間のために作られています。役に立つリンクをたどり、またひとつたどり、そこで誰かに呼ばれる。気づけば作業は、もう何も説明してくれないアイコンの列になっています。
Horseはタブの代わりにTrails®を使います。リンクを開くと、新しいページはそこへ導いたページのすぐ下に現れます。進み続ければ、道筋はサイドバーを下へと伸びていき、作業に必要なだけ深く入れ子にできます。後回しでいいものは折りたたんでおけば、明日戻ってきても、どのページもあるべき場所にあります。
Sidekickは、注意が向かう先を減らしました。Horseは、注意がどこへ行っても、そこから戻る道を見つけやすくします。どちらも、ブラウザが助けてくれる前に、もっと従順な人間になれとは求めません。
HorseはmacOS、Windows、Linuxで動きます。現在対応している拡張機能は、動作を確認した7つで、Chromeウェブストア全体ではありません。Sidekickにあった複数アカウント対応のアプリドック、内蔵のポモドーロタイマー、Webサイトのブロック機能はありません。
ブランドではなく、役割を引き継ぐ
Sidekickは、たくさんの便利なアイデアをひとつのブラウザに詰め込んでいました。だから、毎日いちばん実感していたものから始めましょう。
アプリとアカウントならWavebox。Sessionsと思いどおりの操作性ならVivaldi。ブラウザの中のAIアシスタントならComet。いちばん痛いのが、作業に戻ったときにどこまで進んでいたのかわからなくなる瞬間なら、Horseです。
最後のひとつに覚えがあるなら、Horseを14日間無料で試してください。本物の作業をひとつ任せて、役に立ちそうな寄り道はすべてたどり、何も片づけずにブラウザを閉じてください。明日、Horseを開いてみてください。道筋がまだひと目でわかるなら、それはSidekickが残すようには作られていなかったものを見つけたということです。
Notes & references
- Sidekickの以前の公式ドメインmeetsidekick.comは、現在PerplexityのCometへリダイレクトされます。Sidekickの企業ページには、このブラウザがPerplexityに買収されたと記載されています。⤴
- Waveboxは、アプリ中心のサイドバー、複数アカウントの同時ログイン、Focus Mode、画面分割、検索、Chrome拡張機能に加えて、Spaces、Groups、Profiles、Cookieの分離について説明しています。⤴
- Vivaldiは、WorkspacesとTab Stacksに加えて、縦型タブとツリー形式のタブ、Tab Tiling、タブの休止、Saved Sessionsについて説明しています。⤴
- Perplexityは、Cometのアシスタント、タブをまたいだ作業、自動化、アクティビティの検索、Chrome拡張機能への対応について説明しています。⤴
- Sidekickの企業による投稿では、Focus Mode、気が散るものの遮断機能、タスク管理、ポモドーロタイマー、広告ブロック、タブの一時停止が紹介されています。⤴