Horseユーザーの皆さん、こんにちは。
2024年の終わり、Horseの古いダッシュボードで「アクティブユーザー」が1,000人を超えました。Pascalと私は踊りました。テクニックより膝ばかりが目立つ踊りでした。優雅さは、とうに会場をあとにしていました。
紙吹雪の大砲を撃つ前に、正直な注釈をひとつ。このカウンターには、バックグラウンドで動いているだけのHorseも含まれていました。その日に1,000人全員が実際にブラウジングしていた、という意味ではありません。あくまで当時の利用状況をおおまかに示すサインであって、いま鞍にまたがっているユーザーを1人ずつ数えた正確な調査ではありませんでした。
それでも、カウンターの下にあったものは完全に本物でした。Horseは生き延びたのです。人々がHorseを開き、Horseについて私たちにメッセージを送り、Chromeならいつでも立派に使える人たちに、この小さな独立系ブラウザを勧めてくれていました。

上り坂から始まった1年
2024年のはじめ、私たちには心から愛するブラウザと、少数の熱心なユーザーがいました。そして世の中のほうは、見事なまでにその存在を知りませんでした。
作り手としては、なんとも妙な立ち位置です。何年もかけてひとつの問題を解き、Horseを磨き上げ、ウィンドウ管理にまつわるマニアックなバグの名前まで覚えてきました。そして美しい発明品を抱えて外に出てみると、新しいブラウザを通りで待っている人なんて誰もいなかったと気づくのです。はっきり言って、失礼な話です。
それでも私たちは作り続けました。Horseにはフォルダ、インポートとエクスポート、ブラウザ内のノート、そして内蔵パスワードマネージャーが加わりました。検索エンジンも増やし、日本語訳も追加しました。どの機能も、ユーザーの頭の中から仕事をひとつ取り出して、コンピュータに渡すものでした。繰り返しの整理作業は、もともとコンピュータの持ち場です。コンピュータは、事務仕事なら疲れ知らずの小さな働き馬。荷車は彼らに引かせましょう。
そして、Horseが言葉で語られはじめた
最初の転機は、大がかりなキャンペーンから来たわけではありません。Horseを使った人たちが、自分の目に映ったものを説明してくれたことから来ました。
Beth McClellandさんとRéka Writesさんは、Horseを好奇心のためのもっと穏やかな場所として描いてくれました。Product HuntはHorseを見つけ、ずっと大勢の人たちの前に連れ出してくれました。気づけばこのブラウザは、私たちが手押し車に載せて一軒一軒配って回らなくても、人から人へと旅をするようになっていたのです。

こうしたやりとりが、私たちのHorseの説明の仕方を変えました。みんなが喜んでいたのは、機能の一覧が長くなったからではありません。Trails®が、仕事の道筋を見えるままにしてくれたからです。面白そうな枝道をたどっても、もとの作業に戻ってこられます。日常に邪魔されるたびに、記憶の発掘調査をしなくてよくなったのです。
ブラウザを作る理由としては、こちらのほうがずっと上等です。
Horse、テック系メディアに登場
年の終わりごろ、Horseは初めて本格的なテック系メディアのレビューを受けました。
MacStoriesはそのインターフェースを「ユニークで、魅力的で、賢い」と評しました。Digital Trendsは、Horseが小粋な新しい帽子をかぶって既存のブラウザの山に加わるのではなく、ブラウザの仕組みそのものを考え直したことを高く評価しました。

自身もADHDのある、英国カウンセリング・心理療法協会(BACP)登録の心理療法士、DanielさんもHorseを使いはじめ、Horseを勧める理由を説明してくれました。Trails®が実行機能を外部化している、という彼の説明は、私たちが目にしてはいたものの、まだうまく説明できずにいたHorseの働きに、言葉を与えてくれました。
これは強く響きました。自分たちのために作ったブラウザのインターフェースが、覚えておく余力などもう残っていない人たちの代わりに、本来しなくていいはずの「覚えておく」仕事を引き受けていたのです。このデザインは、ただ風変わりなだけではありませんでした。ちゃんと役目があったのです。
それから、猫を任命しました

PippinがHorseの「最高おじゃま責任者」に就任しました。担当業務は、椅子の占拠、梱包材の検品、そして真面目な話の核心に差しかかったまさにその瞬間に、あらゆるビデオ通話へ生きた哺乳類を投入することです。人事評価は「極めて優秀」でした。本人が書いたので。
12月には、Horseはより強くなり、メディアにも気づいてもらえ、十分な数のユーザーが私たちを見つけてくれていました。ブラウザ作りは、もう鍵のかかった扉越しにひとりで言い争っているような感覚ではなくなっていたのです。カウンターは不完全でした。でも、Horseについて書き、Horseを勧めてくれたユーザーたちは本物でした。
この、Trails®のある風変わりなブラウザに賭けてくれて、ありがとうございます。カウンターは私たちに踊る口実をくれました。ユーザーの皆さんは、Horseに踊りたくなるほどの未来をくれました。
それでは、またトレイルでお会いしましょう。
Pascal & Eleanor